前回のFCPを奨める7つの理由というものを書いた時には知らなかったのですが、今FinalCutProは90日間無料で使える様です。フリートライアルの期間をコロナ禍のために通常の30日を長くしているみたいです。ですのでOS10.4.6以降をインストールしたマシンをお持ちで本格的な動画編集をしてみたいと思っている方は試さないのは勿体ないと思います。
さて、今回はそんなFCPを始めたあなたが多分最初に戸惑う事は、「ファイルは何処へ行ったのか?」ということです。今まで何人かの人にFCPの使い方を伝授したところ、最も多いのがここで、何となく編集はできるけど、撮ってきた動画やレンダリングファイルなど編集途中で出来たものが何処に溜まるのか、なぜライブラリーファイルが太るか・・など動画にまとめました。
実際の操作をしながら解説していますので動画をご覧いただいた方が良いですが、基本的にまず、「ライブラリー」「イベント」「プロジェクト」という意味を理解して下さい。特にFCP7やPremiereを使っていた人にとって、タイムラインの事をプロジェクトと言い、プロジェクトファイルの事をライブラリーファイルという言葉に置き換えていますので、私も最初凄くこんがらがりました。
また取込んだムービーがFCP7やPremiereではファインダーでもムービーファイルがどこにあるか見えてましたが、FCPXでは初期設定でライブラリーに取込まれて見えなくなります(見る事も出来ますが)ので、まずここで最初悩まれる人が多いと思います。ライブラリーの設定でストレージの場所を変えて、読込みの時に自分で作ったフォルダを指定すれば、見えるファイルとして同じ様に作業出来るので、その方法も動画に入れています。
多分、今回の90日間無料でFCPを使い出す方も少なくないと思いますので、より快適に編集するために私が普段使っているチップスを何回かに分けて動画にしたりして紹介しようと思っています。10年以上前にあるプロジェクトで撮影現場で編集もすることがあって、4人くらいで分けて同じソフトで編集したのですが、それぞれ編集方法が違ったり、裏技的なものを持っていたりして新しい発見がありました。人の編集を見るのも悪くないと思いますので、ベテランの方も1つでもプラスになることがあるかも知れませんので、よろしければお付合いいただき、もっと良い方法があるよ、という場合は是非御連絡下さい。