OWCのRaid を使い出したのは去年の8月末頃でした。(それからこのblogも更新してなかったことになります)
同じマシンで使っているうちは良かったんですが、マシンを変えて試したいと思って繋いだ所、SoftRaidのバージョンが少し前のものだったためか、ソフト上にエラーが出てしまいました。簡単に修正出来るものかと思っていましたが、メーカーのサポートとメールでやり取りしたものの改善されず、結局バックアップから再構築という事態になっってしまいました。うまく修正されたと思っても、またエラーが再発してしまい、再度構築したものの、やはりダメでした。6T程度のデータがあるのでHDDのバックアップからは12時間くらいかかるし、この先もこのままでは先行きが暗いので、Raidを変える事にしました。
これまでも使っていたLogitechから2.5インチに対応したハードウェアでRaid10が組める箱(LHR-4BRPU3)が発売されていて、インターフェイスはUSB3だけれども、これまでの信頼感から新たにSSDも購入して構築してみました。
ところが最初に届いたのが初期不良で、2台目はRaid 10で設定はできたものの、Macで初期化が上手く完了出来ずサポートとやり取りしたものの結局返品という結果になってしまいました。LogitechのHDD箱はミラーリングやRaid10で10台程使っていて不具合は無かったので残念な結果でした。サポートは電話がなかなか繋がず、メールでの対応はなく、スクショを送ったりする事にも対応してなくて、今時ファックスで画面を送ってと言われた時は大丈夫かと思いました。ここまで2週間以上かかってLogitechも諦めて、なるべくソフトRaidは使いたくなかったのですが、Teramasterのthunderbolt3でRaid10が構築できて良さそうなのがわかりました。
このTeramasterの箱にしようとWebを確認した所、チャットで色々と質問した事についても対応が良く価格はOWCよりちょっと高めだけども、このメーカーにかけてみました。
D5はRaidドライバーと構築用のソフトのインストールは必要ですが、ソフト自体はWebブラウザから設定をする程度で基本はハードウェアRaidではないかと思います。2台装着タイプはスイッチの切り替えだけでRaidの0、1が構築出来ますし、Raid10の場合でもマシンを変更して使う時も同様のドライバーとソフトがインストールして有れば普通の外付けと変わらない使用感です。
D5のRaid10のスピードも悪くありません。
5台のストレージが積めますが、Raid10は4台で構築出来ます。SSD を使っている為かファンも非常に静かで動作もこれまでのところ全く問題ありません。
備忘録としてMac M1マシンでドライバーやソフトのインストール時にはOWCの時と同様にOSのセキュリティを下げないとインストールできないので注意が必要です。このRaidはソフトで走るものではなく、専用のドライバーからwebブラウザが開いて設定する訳ですが、ハードウエアRaidだと思います。
Webから丁寧なインストールマニュアルがあるので、誰でも間違わないように設定が出来ると思います。セキュリティー関係もターミナルを使わなくてもインストール出来ましのでハードルは高くないと思います。また質問があればwebのチャットから技術的な事も質問出来ますし、チャットが中断しても最初にメールアドレスを入れるのでメールで返信が来ます。流石に深夜は無理でしたが、その旨のメッセージが出て、翌日早めにちゃんとメールで返信が来てサポートの信頼感も高いと思いました。総合的に映像編集には現状お勧めのRaidではないかと思います。